ノア・ヴォクシーの20万km、下取りに出す前に確かめること(70系・80系)
この記事の結論
ノア・ヴォクシーが今も走り、大きな事故や故障がないなら、下取りだけで決めないでください。一般の買取店の査定とも比べるのがおすすめです。どちらが向いているかは、下の30秒診断で確かめられます。
70系は2007年6月、80系は2014年1月に発売されました。70系と、80系のガソリン車の変速機は「Super CVT-i」です。
80系のハイブリッド車には、駆動用電池(走るための大きな電池)が付いています。新車のときの特別保証は「5年または10万km」の早い方までなので、20万kmなら距離で外れています。ただし、認定中古車の保証が残っている場合があります。保証書で確かめてください。
売る前には、リコールなどの対象かを車台番号で調べておきましょう。
70系か80系か
ノアとヴォクシーは、同じ日に発売され、売る店の系列が違う兄弟車です。この記事ではまとめて説明します。
70系(2007年6月27日発売)
70系は、2007年6月27日に発売されました。エンジンは2.0Lで、2種類あります。
- 3ZR-FE:標準のエンジン
- 3ZR-FAE:「バルブマチック」付きのエンジン。バルブマチックは、空気を取り入れる弁の開き方を細かく変えて、燃費と力強さを両立させるしくみです。
変速機は、どちらも「Super CVT-i」です。CVTは、ギアの段がない変速機のことです。
70系の型式には、たとえば「DBA-ZRR70G」があります。型式とは、車の種類を表す記号のことです。車検証の「型式」の欄で確かめられます。
80系(2014年1月20日発売)
80系は、2014年1月20日に発売されました。ハイブリッド車は、同じ発表で2月24日発売予定とされていました。
- ガソリン車:エンジンは2.0Lの3ZR-FAE。変速機はSuper CVT-iです。
- ハイブリッド車:エンジンは1.8Lの2ZR-FXE。駆動用電池はニッケル水素電池で、前の席の下に積まれています。
80系の型式には、ガソリン車の「ZRR80G」、ハイブリッド車の「ZWR80G」などがあります。型式の頭に付く記号(DBA・DAAなど)は、車検証で確かめてください。
20万kmで確かめること
20万km走った車を売る前に、保証とリコールの2つを確かめましょう。
保証
トヨタの新車には「特別保証」が付いています。期間は、新車登録から5年間、または10万km走るまでの、早い方です。対象には、駆動用電池を含む「ハイブリッド機構」が入っています。20万kmの車は、この距離の条件を超えています。
一方で、トヨタの認定中古車として買った車には「中古車ハイブリッド保証」が付くことがあります。認定中古車とは、トヨタの販売店が点検して保証を付けて売る中古車のことです。
この保証の期間は「初度登録年月から10年目まで、または3年間の長い方」です。初度登録年月とは、その車が初めて登録された年と月のことで、車検証に書いてあります。さらに「累計走行距離が20万km以内」という条件があります。20万km前後の車は、ちょうど境目です。保証書とメーターの距離を見比べてください。
販売店が独自に延長保証を付けている場合もあります。条件は店ごとに違うので、保証書で確かめてください。
リコール・サービスキャンペーン
トヨタのサイトでは、車台番号を入れると、リコールなどの対象かどうかを確かめられます。車台番号は車検証に書いてあります。リコールや改善対策の対象なら、無料で修理を受けられます。
80系の例を1つ挙げます。2019年9月19日に届け出られたリコールです。ハイブリッド車の燃料ポンプで、中の部品の組み付けが正しくないものがありました。そのままだと燃料ポンプが動かなくなり、エンスト(走行中にエンジンが止まること)するおそれがあるとされています。対策は、燃料ポンプを対策品に交換することです。
対象は、ハイブリッド車の一部です。
- DAA-ZWR80G:平成25年(2013年)12月20日〜平成30年(2018年)7月18日の製作分の一部
- DAA-ZWR80W:平成27年(2015年)12月15日〜平成30年(2018年)7月4日の製作分の一部
同じ届出には、座席のリクライニングの不具合も含まれています。こちらはガソリン車の一部も対象です。
対象の範囲には、対象でない車も混ざっているとトヨタは説明しています。自分の車が当てはまるかは、車台番号で確かめてください。対象なら、売る前に修理を受けておきましょう。
一般買取・下取りで比べたいケース
次の3つがそろうなら、まず一般の買取店と下取りで比べるのがおすすめです。
- 自分で走れる
- 大きな事故の跡や、骨格を直した跡(修復歴)がない
- 故障があっても軽いもので、警告灯も付いていない
下取りとは、次の車を買う店に今の車を引き取ってもらうことです。一般買取は、中古車として売るために買う店に査定してもらうことです。同じ車でも、店によって見方が違います。1か所だけで決めず、比べてから選んでください。
なお、70系は発売から年数がたっています。30秒診断では、年式が古い車には、一般買取と廃車買取の両方を並べて見せることがあります。
故障・事故で動かないとき
事故や故障で動かない場合は、一般買取だけでなく廃車買取とも比べてください。廃車買取とは、動かない車や古い車を、部品や資源として買い取るサービスです。どちらが向くかは、30秒診断で確かめられます。
修理するか売るかで迷ったら、故障した車は修理か売却かの記事で比べ方を確かめてください。
税金・リサイクル
廃車にすると、自動車税などが戻ってくる場合があります。リサイクル料金の扱いも、手続きの仕方で変わります。
税や保険のお金の戻り方は、下取り0円と言われた車の記事の「お金の出入り」の節にまとめています。
売る前のチェックリスト
査定の前に、次のものをそろえておきましょう。
- 車検証(型式の欄で、ZRR70・ZRR80・ZWR80などを確かめる)
- 整備記録(点検や修理の記録)
- 保証書(中古車ハイブリッド保証や延長保証を含む)
- ハイブリッドの警告灯が付いたことがあれば、そのメモ
- リコールの修理を受けた記録
- リサイクル券
リサイクル券をなくした場合は、自動車リサイクルシステムのサイトで「預託状況」を印刷できます。預託とは、リサイクル料金を先に払ってあることです。
同じミニバンのセレナについては、セレナの15万・20万kmの記事も参考にしてください。
30秒診断で売り先を確かめる
年式・距離・走れるか・事故や故障の有無を答えるだけで、あなたのノア・ヴォクシーに合う売り先の種類が分かります。判定は、紹介料の額で変えていません。
出典
- トヨタ自動車「ヴォクシー・ノア フルモデルチェンジ(2007年6月27日)」 https://global.toyota/jp/newsroom/toyota/21781368.html (確認日: 2026-09-27)
- トヨタ自動車「ノア・ヴォクシー フルモデルチェンジ(2014年1月20日)」 https://global.toyota/jp/newsroom/toyota/21775271.html (確認日: 2026-09-27)
- トヨタ自動車「サービスキャンペーン(2009年11月12日。型式DBA-ZRR70Gの確認に使用)」 https://toyota.jp/recall/campaign/091112.html (確認日: 2026-09-27)
- トヨタ自動車「リコール届出(ノア・ヴォクシー等 燃料ポンプ等、2019年9月19日)」 https://toyota.jp/recall/2019/0919.html (確認日: 2026-09-27)
- トヨタ自動車「リコール等情報」 https://toyota.jp/recall/ (確認日: 2026-09-27)
- トヨタ自動車「Toyota特別保証について」 https://toyota.jp/after_service/support/guarantee/tokubetsu/ (確認日: 2026-09-27)
- トヨタ自動車「トヨタ認定中古車 中古車ハイブリッド保証」 https://toyota.jp/ucar/about/plus/index.html (確認日: 2026-09-27)
- 自動車リサイクルシステム「自動車ユーザーの方」 https://www.jars.gr.jp/gus/exju0010.html (確認日: 2026-09-27)
出典の確認日: 2026-09-27