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車の売り方4つの違い:下取り・買取店・一括査定・廃車買取

この記事の結論

車の売り先は、大きく4つです。下取り(次の車を買う店に引き取ってもらう)、買取店(車を買い取る店に売る)、一括査定(まとめて申し込み、複数の買取業者に査定してもらう)、廃車買取(動かない車や古い車も引き取る業者に売る)です。

下取りは、車を買う契約にくっついた形です。買取は、買う契約とは別の契約です。そのため、取り消すときのしかたが違います。

一括査定では、入力した情報をもとに、複数の会社から連絡が来ることがあります。

どれが向くかは、年式・距離・動くか・故障で変わります。30秒診断で目安を確かめられます。

4つの売り方の仕組み

4つの売り方を、だれに売るか、どんな契約かで並べました。値段の高い・安いは、車と店で変わるため、この表には載せていません。

売り方 だれに売るか 契約の形 向く車・場面 気をつけること
下取り 次の車を買う店 車を買う契約の一部 買い替えと同時に手放したい車 下取りだけを取り消すことはできない
買取店 車を買い取る店 買う契約とは別の売買契約 自分で走れて、大きな事故や重い故障がない車 契約の前に、取り消しの条件を確かめる
一括査定 申し込んだあとに連絡が来た買取業者の中から選ぶ 選んだ買取業者との売買契約 走れる車で、複数の査定額を比べたいとき 複数の会社から連絡が来ることがある
廃車買取 動かない車や古い車も引き取る業者 業者との売買。解体するときは引取業者に渡す 古い・距離が長い・動かない・重い故障がある車 引き渡したら引取証明書を受け取る

下取り

車を買う店で、今の車を引き取ってもらい、その額を買う代金にあてる方法です。日本自動車購入協会(JPUC。車の買取業者の団体)は、買うのと同時にできるので、引き渡しと納車の間があかず、手間もかからない、と説明しています。

買取店

車の買取は、買取を専門にする店のほか、中古車の販売店、カー用品の店、ガソリンスタンドなどでもしています。JPUCは、買うのとは分けて考えられるので、いくつかの店を値段や契約の中身などで比べられる、と説明しています。そのかわり、決めるまでに手間や時間がかかることもあります。

一括査定

一度の申し込みで、複数の買取業者に査定を頼めるサービスです。JPUCも、たくさんの業者の査定額を知りたいときの方法として挙げています。契約は、査定を受けた中から選んだ買取業者と結びます。

廃車買取

このサイトでは、動かない車や古い車も引き取って買い取る業者を「廃車買取」と呼んでいます。車を解体するときは、自治体に登録のある引取業者に渡します(後の節で説明します)。

下取りと買取は契約が違う

下取りは、車を買う契約にくっついている

JPUCによると、下取りは、車の代金の一部を、お金の代わりに今の車で払う形の契約(代物弁済。だいぶつべんさい)です。車を買う契約にくっついているので、下取りだけを外すことはできません。

買取は、車を買う契約と、今の車を売る契約の2つが別々にあります。書類も、注文書と、買取の契約書のように分かれていることが多い、とされています。

取り消すとき

下取りありで買う契約を取り消すと、下取りも一緒に取り消しになります。下取りをやめたいだけのときは、下取りありの契約を取り消して、下取りなしで契約し直す必要がある、とJPUCは説明しています。

買取の契約を取り消せるかは、その買取の契約書の決まりで判断します。契約の前に、取り消しの条件を読んでおきましょう。

一括査定で起きやすいこと

国民生活センターは、中古車の売却の相談が増えているとして、次のような注意を出しています。

  • 複数の会社から連絡が来ることがある。 査定のサイトに書き込んだ情報をもとに、複数の会社から勧誘されることがあります。
  • 査定の場で契約しない。 その場で強く契約を迫られた、という相談が寄せられています。一度持ち帰って、落ち着いて考えましょう。
  • クーリング・オフはできない。 車の売却は、クーリング・オフ(契約後に無条件で取り消せるしくみ)の対象外です。
  • キャンセル料の条件を、契約の前に確かめる。 キャンセル料がいくらか、いつから発生するかを読んでから契約します。代金の支払いの条件も確かめましょう。

JPUCは、「売却する車を事業者へ引き渡した翌日まではキャンセル料を払うことなく解約できる」などの内容を含む、契約書のガイドライン(モデル約款)を作っています(国民生活センターの案内)。ただし、実際の条件は契約書ごとに違います。自分の契約書で確かめてください。

査定のサイトへの申し込みの取り消しや、入力した個人情報の削除の依頼には、JPUCの車売却消費者相談室は対応していません。査定のサイトを運営する会社に連絡してください(JPUCの案内)。

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オークション形式は、一括査定とは別の売り方

「オークション形式」をうたう車の買取サービスもあります。このサイトでは、一括査定とは別の売り方として扱います。

オークション形式のサービスには、買い手の業者どうしが入札で競い、連絡のやり取りは運営する会社1社が受け持つ、と説明しているものがあります。一括査定のように、複数の会社から直接連絡が来ることがある形とは違います。

ただし、だれが連絡の相手か、だれと契約するか、手数料がかかるかは、サービスごとに違います。申し込む前に、そのサービスの説明で確かめてください。

廃車買取は「引取業者」に渡す

車を解体して登録を消すときは、自治体に登録のある引取業者に車を渡します。渡すときは、リサイクル券も一緒に渡します。渡したら、使用済自動車引取証明書を受け取ってください(自動車リサイクルシステムの案内)。

リサイクル料金は、フロン類やエアバッグなどの処理に使われるため、廃車にしても戻りません。一方、中古車として売るときは、車の値段とは別に、リサイクル料金に当たる額を買い手から受け取ります。

廃車の手続き、かかるお金と戻るお金は、廃車の費用・戻るお金・必要書類にまとめています。

状態ごとに向く売り方

このサイトの30秒診断は、答えをもとに結果を4つに分けます。くわしくは売るか廃車かの判断の目安で説明しています。

  • A 一般買取向き: 自分で走れて、比較的新しく、大きな事故や重い故障がない車。下取り・買取店・一括査定を比べます。
  • B 両方を比べる: 年式が古め、距離が長め、軽い故障や車検切れがある車。一般買取と廃車買取の両方で査定を見ます。
  • C 損傷の程度を先に見る: 水没、エアバッグが開いた、修理していない大きな損傷などがある車。事故の程度の境目を見てください。
  • D 廃車買取向き: 古さ・距離・動かない・0円と言われた、などが重なった車。走れる車なら、一般買取も並べます。

距離が長い車の考え方は20万kmを超えた車が売れるケースと30万kmの車が売れるケースに、年式が古い車は10年・15年・20年落ちの車にまとめています。

どれを選んでも確かめること

  • 修復歴・事故歴は、査定のときに伝える。 国民生活センターは、修復歴や事故歴があると知っている場合は、査定のときに買取業者へ申告するよう呼びかけています。
  • 申告したうえでの減額には応じなくてよい。 国民生活センターは、修復歴や事故歴を正しく伝えて決まった額について、あとからそれを理由に減額や解除を求められても、応じる必要はない、としています。
  • ローンが残っていないか。 車検証の所有者が販売店やローン会社のままのときは、その会社の書類が要ります。残りのローンが買取の額より多いと、そのままでは売れません。査定の前に、残りの額を確かめておきましょう。

困ったときは、消費者ホットライン「188」や、JPUCの車売却消費者相談室に相談できます。

個人間売買について

知り合いに譲る、ネットのオークションやSNSで売る、といった個人どうしの売買もあります。JPUCは、不具合が起きたときの責任があいまいになる、代金や税金が払われない、名義を変えてもらえない、といったトラブルに注意を呼びかけています。このサイトでは、個人間売買は扱いません。

30秒診断

年式、距離、動くか、車検、事故、故障を答えると、あなたの車に合う売り方の目安がわかります。判定は、紹介料の額で変えていません。車種ごとの確認点は車種から探す、ほかの手続きの記事は売却・廃車ガイドにまとめています。

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出典

出典の確認日: 2026-10-06