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プリウスを廃車買取に出す前に:3代目のリコール・事故・電池の故障

この車種の記事: プリウス(まだ走る側) / プリウスを廃車買取に出す前に(この記事)

この記事の結論

3代目プリウス(型式 ZVW30)には、ハイブリッドシステムが止まって走れなくなるおそれがあるリコールが4件あります。2009年から2015年に作られた車の一部が対象です。廃車にする前に、車台番号で対象か確かめてください。対象なら、無料で直してもらえます。

駆動用電池(走るための大きな電池)が壊れたら、まず保証の範囲かを見ます。新車の保証は5年・10万kmまでです。範囲の外なら、修理の見積もりと査定額を比べてください。

値段がつくかは、動くか、事故の程度、電池の状態、リコールの修理を受けたかで変わります。金額は、査定を受けて確かめてください。

廃車にするなら、自治体の登録・許可を受けた引取業者に渡します。駆動用電池は、解体のときに取り外して回収される部品です。

3代目のリコールを先に確かめる

国土交通省の「リコール届出一覧表」とトヨタの公式サイトで、3代目プリウスのハイブリッドシステムについて、次の4件のリコールを確かめました。どれも、2009年から2015年に作られた一部の車が対象です。

届け出の日 対象 起きるおそれのあること 直し方
2014年2月12日 プリウス(ZVW30) 強い加速などで、電圧を上げる回路の部品が傷むことがある。傷むと警告灯が点き、モーターだけで走る安全のための走り方になる。傷んだときに電気のノイズが出ると、ハイブリッドシステムが止まって走れなくなるおそれがある 制御ソフトを直す。直したあとに部品が傷んで警告灯が点いたら、電力変換器の部品(モジュール)を無料で交換
2018年10月5日 プリウス(ZVW30)、プリウスα 回路の部品が傷んだときに、安全のための走り方に切り替わらず、走れなくなるおそれがある。2014年と2015年の届け出の直し方に足りない点があったため、直して届け出たもの 異常を見分ける制御プログラムを直す。直したあとに部品が傷んで警告灯が点いたら、電力変換器のモジュールを無料で交換
2020年6月24日 プリウス(ZVW30)の、2014年2月〜2015年11月に作られた一部。プリウスαなども対象 極めて低い速さから急に加速するときなどに回路の部品が傷むと、安全のための走り方に切り替わらず、走れなくなるおそれがある 異常を見分ける制御プログラムを直す。直したあとに部品が傷んで警告灯が点いたら、電力変換器のモジュールを無料で交換
2022年6月29日 プリウス(ZVW30) 2020年と同じ不具合(極めて低い速さから急に加速するときなどに回路の部品が傷むと、安全のための走り方に切り替わらず、走れなくなるおそれがある)。2020年の届け出で対象の車の選び方に一部誤りがあり、対象の車を足したもの 制御プログラムを直す。直したあとに部品が傷んで警告灯が点いたら、電力変換器のモジュールを無料で交換

作られた期間は、件ごと・車台番号ごとに細かく分かれています。自分の車が対象かは、次の方法で確かめてください。

  • トヨタのサイトの「リコール等情報対象車両検索」に、車検証にある車台番号を入れる。
  • トヨタの販売店に聞く。

リコールは、メーカーが無料で車を回収して直す制度です。警告灯が点いて動かない場合も、廃車を決める前に一度確かめてください。

廃車買取で値段は付く?

値段がつくかどうかと、その額は、次のような条件で変わります。

  • 動くか: 自分で走れるか、動かないか。
  • 事故の程度: 修復歴があるか。骨格(車の形を支える部分)が傷んでいるか。
  • 駆動用電池の状態: 警告が出ているか、壊れているか。
  • リコールの修理: 対象だった場合に、修理を受けたか。

この記事では、相場や金額は書きません。確かな出典がないためです。実際の金額は、査定を受けて確かめてください。査定の前に、上の4つを伝えられるよう準備しておきましょう。

駆動用電池が故障したとき

保証の範囲か

駆動用電池の新車の保証は、5年か10万kmまでです。20万kmを超えた車は、トヨタ認定中古車の保証からも外れます。保証のくわしい条件は、プリウスの20万・30万kmで説明しています。

修理か売却か

保証の外なら、修理の見積もりと査定額をそろえて比べます。見積もりは、新品の部品と再利用の部品の両方で出せるか聞いてください。比べ方の表と手順は、故障した車は修理か売却かにまとめています。

事故で壊れたとき

事故の車は、修復歴があるかで扱いが変わります。修復歴とは、事故などで骨格が傷つき、直したり交換したりした記録のことです。2019年4月からは、骨格の傷がカードの大きさを超えると修復歴とする基準になっています。

損傷の程度によって、向く出口が変わります。見分け方は、売るか廃車かの判断の「事故の程度の境目」を見てください。

廃車にするときの流れと費用

引取業者に渡す

廃車にする車は、自治体の登録・許可を受けた引取業者に渡します。車の販売店や整備工場などが、引取業者になっています。そのあと、フロン類の回収、解体、破砕(細かく砕くこと)と進み、部品や鉄などの金属が回収されます。

駆動用電池は先に取り外される

自動車リサイクル法の決まりが改められ、2012年2月1日から、ニッケル水素電池とリチウムイオン電池が「事前回収物品」に加わりました。事前回収物品とは、解体する業者が、車を壊す前に取り外さなければならない部品のことです。

3代目プリウスの駆動用電池はニッケル水素電池です。トヨタは、解体する業者向けに、この電池を安全に取り外して回収するためのマニュアルを出しています。

税金・保険の戻りと手続き

重量税・自動車税・自賠責保険の戻り方と、抹消登録の手続きは、売るか廃車かの判断の「お金の出入り」にまとめています。

廃車にかかる費用は、業者や車の状態で変わります。この記事では金額を書きません。査定や見積もりのときに、引き取りや手続きに費用がかかるかを確かめてください。

まだ走るなら

まだ走るプリウスなら、一般の買取店でも査定を受けられます。型式で世代を確かめる方法と、下取りとの比べ方は、プリウスの20万・30万kmで説明しています。

30秒診断

年式、距離、動くか、車検、事故、故障を答えると、あなたのプリウスに合った売り先の目安がわかります。ほかの車種は車種から探すから選べます。

出典

出典の確認日: 2026-09-27