セレナの15万・20万km、下取りの前に確かめること(世代・CVT)
この記事の結論
セレナが今も走り、大きな故障がないなら、下取りだけで決めないでください。一般の買取店の査定とも比べるのがおすすめです。どちらが向いているかは、下の30秒診断で確かめられます。
セレナの世代は、発売の時期で見分けられます。2005年・2010年・2016年に出た3つの世代は、どれもCVT(ギアの段がない変速機)を使っています。
CVTの調子が悪いなら、まずリコールなどの対象かを車台番号で調べてください。たとえば、C26型のハイブリッド車の一部(2012年7月〜2013年12月の製作分)には、CVTのリコールがあります。
修理するか売るかで迷うなら、比べ方を故障した車は修理か売却かの記事で説明しています。動かない場合は、廃車買取とも比べてください(後半の節で説明します)。
世代を確かめる
同じ「セレナ」でも、世代によってエンジンや変速機が違います。査定のときも世代が話に出るので、先に確かめておきましょう。
2005年6月発売の世代
日産は2005年5月31日に、新しいセレナを発表しました。エンジンは2.0Lの「MR20DE」です。変速機は「XTRONIC CVT」を組み合わせています。2WDと4WDの両方がありました。
2010年11月発売の世代
2010年11月29日に、新しい世代のセレナが発売されました。エンジンは、新しく開発された直噴(燃料を直接シリンダーに吹く方式)の「MR20DD」です。変速機は、このエンジンに合わせて調整した「Xtronic CVT」です。
2016年8月発売の世代
2016年8月24日に、全面的に作り直したセレナが発売されました。エンジンはMR20DDです。一部のグレードには、モーターを組み合わせた「MR20DD-SM24」があります。変速機は「エクストロニックCVT」です。
2022年11月発表の世代
2022年11月28日に、次の新しいセレナが発表されました。ガソリン車と、e-POWER(エンジンで発電してモーターで走る方式)の車があります。
C25・C26・C27の呼び方
セレナは「C26」のような記号で呼ばれることがあります。これは型式(車の種類を表す記号)から来た呼び方です。
たとえばC26のハイブリッド車は、日産のリコールの資料で「DAA-HC26」「DAA-HFC26」という型式で書かれています。自分の車の型式は、車検証の「型式」の欄で確かめられます。
ほかの記号と発売時期の対応は、この記事では一覧にしません。はっきりしないときは、販売店に車台番号を伝えて聞いてください。
一般買取・下取りで比べたいケース
次の3つがそろうなら、まず一般の買取店と下取りで比べるのがおすすめです。
- 自分で走れる
- 大きな事故の跡や、骨格を直した跡(修復歴)がない
- 故障があっても軽いもので、CVTの警告灯も付いていない
下取りとは、次の車を買う店に今の車を引き取ってもらうことです。一般買取は、中古車として売るために買う店に査定してもらうことです。同じ車でも、店によって見方が違います。1か所だけで決めず、比べてから選んでください。
あなたのセレナがどちらに向くかは、30秒診断で分かります。判定は、年式・距離・走れるか・事故や故障の有無で決まります。
CVTに不調があるとき
走り方がいつもと違う、警告灯が付いた。こうしたCVTの不調が気になるときは、売り方を決める前に次の順で確かめてください。
まずリコール等を確かめる
日産のサイトでは、車台番号を入れると、リコールなどの対象かどうかを確かめられます。車台番号は車検証に書いてあります。
日産の説明では、3つの種類があります。
- リコール:保安基準(国が決めた車の安全の基準)に合わなくなるおそれがあり、原因が設計や製作にあるもの。国に届け出て、無料で修理します。
- 改善対策:基準違反ではないが、安全や公害防止の面で放っておけないもの。これも届け出て無料で修理します。
- サービスキャンペーン:上の2つに当たらず、商品として良くするためのもの。国に通知して、無料で修理します。
リコールの例(C26のハイブリッド車)
セレナのCVTに関するリコールの例を1つ挙げます。届出番号は4770で、2020年7月3日から修理が始まりました。
内容は、CVTを動かすプログラムの不具合です。そのせいで、CVTの中の金属のベルト(スチールベルト)に傷がつくことがあります。そのまま使い続けると、最悪の場合ベルトが壊れて、走れなくなるおそれがあるとされています。
対策は、プログラムを書き換えることです。さらに、故障の記録を確かめ、この不具合につながる記録があれば、CVT本体を交換します。
対象は、型式が「DAA-HC26」と「DAA-HFC26」の車のうち、平成24年(2012年)7月3日から平成25年(2013年)12月2日までに作られたものです。
セレナ全体が対象ではありません。 この期間に作られたC26のハイブリッド車の一部だけです。自分の車が当てはまるかは、車台番号で確かめてください。対象なら、売る前に修理を受けておきましょう。
修理か売るか
リコールの対象でなく、修理が必要な場合もあります。修理費と売ったときの見込みは、故障した車は修理か売却かの記事の表で比べられます。
廃車買取も比べたいケース
CVTが壊れて動かない、事故で大きく壊れた、という場合は、廃車買取とも比べてください。廃車買取とは、動かない車や古い車を、部品や資源として買い取るサービスです。
実際に、廃車買取の業者の中には、事故にあったセレナや、20万km前後のセレナを買い取った事例を公開しているところがあります。ただし、値段は車の状態や地域で大きく変わります。事例は「こういう車も相談できる」という参考にとどめ、実際の査定で確かめてください。
税金・リサイクル
廃車にすると、自動車税などが戻ってくる場合があります。リサイクル料金の扱いも、手続きの仕方で変わります。
税や保険のお金の戻り方は、下取り0円と言われた車の記事の「お金の出入り」の節にまとめています。
売る前のチェックリスト
査定の前に、次のことを準備しておきましょう。
- 車検証(型式の欄で世代を確かめる)
- 整備記録(点検や修理の記録)
- CVTの警告灯や異音があれば、正直に伝える
- リコールの修理を受けた記録
- リサイクル券
不調を隠して売ると、あとでもめる原因になります。分かっていることは、査定のときに伝えてください。
リサイクル券をなくした場合は、自動車リサイクルシステムのサイトで「預託状況」を印刷できます。預託とは、リサイクル料金を先に払ってあることです。
同じミニバンのノア・ヴォクシーについては、ノア・ヴォクシーの20万kmの記事も参考にしてください。
30秒診断で売り先を確かめる
年式・距離・走れるか・事故や故障の有無を答えるだけで、あなたのセレナに合う売り先の種類が分かります。判定は、紹介料の額で変えていません。
出典
- 日産自動車「新型セレナ 発表(2005年5月31日)」 https://global.nissannews.com/en/releases/release-7597e824d98a16e10eb31bbf8239a130-050531-01-e (確認日: 2026-09-27)
- 日産自動車「新型セレナ 発売(2010年11月29日)」 https://global.nissannews.com/en/releases/release-0f2c827fb008119fcd2b85ad7aa2658e (確認日: 2026-09-27)
- 日産自動車「新型セレナ 発売(2016年8月24日)」 https://global.nissannews.com/ja-JP/releases/160824-01-j (確認日: 2026-09-27)
- 日産自動車 ニュースルーム「セレナ」のリリース一覧 https://global.nissannews.com/ja-JP/channels/serena (確認日: 2026-09-27)
- 日産自動車「リコール 届出番号4770」 https://www.nissan.co.jp/RECALL/DATA/report4770.html (確認日: 2026-09-27)
- 日産自動車「リコール情報」 https://www.nissan.co.jp/RECALL/ (確認日: 2026-09-27)
- 廃車王「セレナの買取実績(東京都)」 https://www.haishaou.com/kaitori/cartype/243/tokyo (確認日: 2026-09-27。事例の有無だけを参照)
- 自動車リサイクルシステム「自動車ユーザーの方」 https://www.jars.gr.jp/gus/exju0010.html (確認日: 2026-09-27)
出典の確認日: 2026-09-27