20万kmを超えた車が売れるケースと、売り先の分かれ目
この記事の結論
20万kmを超えた車でも、自分で走れて、大きな故障や事故がなければ、一般買取で値が付くかを先に確かめる価値があります。値が付くかは、距離だけでは決まりません。年式・動くか・故障・事故で変わります。
15万〜20万kmで走れて、軽い故障か車検切れがあるなら、一般買取と廃車買取の両方を比べましょう。
20万km以上で、エンジンの故障や動かないことが重なったら、処分の費用を払う前に、廃車買取でも査定を受けてください。
修復歴や故障は、査定のときに伝えましょう。
距離のほかに見る条件
このサイトの30秒診断は、距離だけで結果を決めません。次の条件を合わせて見ます。
動くか・車検が残っているか
自分で走れるか、動かないかで、向く売り先が変わります。動かない車は、自分で店に持ち込めません。車検が切れていると、そのままでは公道を走れません。車検が切れて1年以上たった車は、長く置いたままの車に近いと見ます。
事故・故障
水につかった、エアバッグが開いた、修理していない大きな損傷がある。こうした車は、距離に関係なく、損傷の程度を先に見ます。くわしくは事故の程度の境目を見てください。
エンジン・変速機・駆動用バッテリーの故障は、廃車買取に寄せる理由になります。電装や足回りの故障は、それだけでは寄せません。
年式
距離が長くても、比較的新しい車(9年前まで)は、診断で「廃車買取向き」にはしません。保証やリコールで直る見込みを、先に確かめるためです。
古い車は、税のしくみも変わります。13年を超えると自動車税などが重くなることは、10年・15年・20年落ちの車で説明しています。
15万km・10万kmの車
10万〜15万kmの車
10万〜15万km未満なら、診断では距離だけで注意の印を付けません。ほかの条件がそろっていれば、一般買取向き(A)になることもあります。まず一般買取の査定と下取りを比べてください。
15万〜20万kmの車
15万〜20万km未満の車は、診断で「一般買取向き(A)」にはなりません。ほかに条件が重ならなければ「両方を比べる(B)」です。一般買取と廃車買取の両方で査定を見ましょう。
ここに、20年以上前の車である、エンジンが壊れた、動かない、などが重なると、「廃車買取向き(D)」になります(9年前までの車を除く)。
売り先の分かれ目
20万km以上の車は、診断で次のように分かれます(水没・大きな損傷・修復歴がある車を除く)。判定の決まりは診断のしくみで公開しています。
一般買取向き(A)にはならない。 20万km以上は、それだけで注意の印が付きます。一般買取だけを勧める結果にはしません。
両方を比べる(B)になる車。 9年前までの車は、距離が長くても、ここに入ります。10〜14年前の車で、走れて、ほかに廃車買取に寄せる条件がない場合も、ここです。
廃車買取向き(D)になる車。 20万km以上に、次のどれか1つが重なった車です(9年前までの車を除く)。15年以上前の車、車検が切れて1年以上、エンジン・変速機・駆動用バッテリーの故障、動かない、下取りや査定で0円と言われた。
走れる車がDになったときも、2番目に一般買取を並べます。30万kmの車の例は走行30万kmの車が売れるケースに表でまとめています。
PR ユーカーパック/一般の買取(買い手を比べる)
連絡はユーカーパック1社だけで、オークションに出して売りたい人
無料(査定料・手数料・陸送費。印鑑証明の取得など手続きの諸費用は自己負担)
一般買取の査定額を確かめるここから先はユーカーパックのページです。名前・電話番号などはユーカーパックに送られます。
メーカー保証が残っているか
新車のメーカー保証には、期間の決まりがあります。トヨタの例では、年数か距離の早い方までです。
- 特別保証: 新車の登録日から5年か10万kmの早い方まで。エンジンなど、走りや安全に関わる大事な部品が対象です。
- 一般保証: 新車の登録日から3年か6万kmの早い方まで。ほとんどの部品が対象です。
この例なら、20万km走った車は、どちらも距離の条件を超えています。トヨタも、保証の中身や期間は車種で違うことがある、としています。ほかのメーカーの車や、延長保証を付けた車は、手元の保証書で確かめてください。
保証が切れていて故障したときは、故障した車は修理か売却かで、見積もりと査定の比べ方を確かめられます。
車種ごとの確認点
このサイトでは、次の車種ごとに、20万km前後で確かめることをまとめています。
- プリウス: 型式で世代を確かめ、駆動用電池の保証の条件を見る。プリウスの20万・30万km
- アクア: 駆動用バッテリーの保証と、2018年製作の一部のリコール。アクアの20万km
- セレナ: C26のハイブリッド車の一部にあるCVTのリコール。セレナの15万・20万km
- ステップワゴン: 5代目の時期の車にある、燃料ポンプの作業のやり直しのリコール。ステップワゴンの15万・20万km
- ハイエース: 型式と燃料の確かめ方と、ディーゼル車のリコール。ハイエースの20万・30万km
- フィット: 3代目ハイブリッドの7速DCTのリコール。フィットの20万km
- ノア・ヴォクシー: 70系か80系かの見分け方と、ハイブリッド車の保証。ノア・ヴォクシーの20万km
申告と契約の注意
- 修復歴・故障は、査定のときに伝える。 国民生活センターは、修復歴や事故歴を知っている場合は、査定のときに申告するよう呼びかけています。そのうえで決まった額で契約したあとに、修復歴や事故歴を見落としたことを理由に、買取業者から減額や解約を求められても、応じる必要はない、としています。
- 査定の場で契約しない。 一度持ち帰って、落ち着いて考えましょう。
- クーリング・オフはできない。 車の売却は、クーリング・オフ(契約後に無条件で取り消せるしくみ)の対象外です。キャンセル料がいくらか、いつから発生するかを、契約の前に確かめてください。
売り方ごとの契約の違いは、車の売り方4つの違いにまとめています。
30秒診断
年式、距離、動くか、車検、事故、故障を答えると、あなたの車に合う売り先の目安がわかります。判定は、紹介料の額で変えていません。売るか廃車かの考え方は売るか廃車かの判断の目安、ほかの記事は売却・廃車ガイドにまとめています。
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出典
- 国民生活センター「車を売る際は要注意!中古車の売却トラブル」(2024-06-18) https://www.kokusen.go.jp/news/data/n-20240618_1.html (確認日: 2026-10-06)
- 国民生活センター「増加する中古自動車の売却トラブル-強引な勧誘やキャンセル妨害も-」(2023-03-22) https://www.kokusen.go.jp/news/data/n-20230322_1.html (確認日: 2026-10-06)
- トヨタ「特別保証」 https://toyota.jp/after_service/support/special/index.html (確認日: 2026-10-06)
- トヨタ「一般保証」 https://toyota.jp/after_service/support/general/index.html (確認日: 2026-10-06)
- ホンダ「メーカー保証」 https://www.honda.co.jp/afterservice/guarantee/ (確認日: 2026-10-06)
- 東京都主税局「自動車税」 https://www.tax.metro.tokyo.lg.jp/shitsumon/automobiles/j (確認日: 2026-10-06)
出典の確認日: 2026-10-06