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タントを廃車にする前に:費用・買取とエンジン故障のときの確認

この記事の結論

タントを処分するとき、お金を払って廃車にする前に、まず廃車買取で査定額を確かめてください。廃車買取とは、動かない車や古い車を、部品や資源として買い取るサービスです。

税金にも注意が必要です。軽自動車税(種別割)は、年度の途中で廃車しても、月割では戻りません。一方、重量税は、解体して登録を抹消するときに車検が1か月以上残っていれば、戻る対象になります。重量税の還付は、解体して手続きをするときのしくみです。

エンジンの不調が手放す理由なら、先に車台番号でリコールなどの対象かを確かめてください。タントでは、いくつかの型式で例があります。

まだ走る15万km前後のタントなら、一般の買取店とも比べましょう(後半の節で説明します)。

タントを廃車にするときのお金

廃車のお金は「かかるかもしれないお金」「戻らないお金」「戻るかもしれないお金」の3つに分けて考えると分かりやすくなります。

かかる可能性があるお金

車を解体する費用や、動かない車を運ぶレッカーの費用がかかる場合があります。ただし、金額は業者や地域、車の状態で変わるため、この記事では書きません。

何にお金がかかり、何がかからないかは、業者ごとに違います。依頼する前に、見積もりの中身を業者の公式ページや窓口で確かめてください。

戻らないお金

タントは軽自動車なので、軽自動車税(種別割)がかかります。この税は4月1日の持ち主に1年分かかり、途中で手放しても月割では戻りません。

戻る可能性があるお金

重量税:タントを解体して登録を終わらせるとき、車検が1か月以上残っていれば、残りの分の還付を申請できます。国税庁の説明では、還付は、解体による抹消の手続きと同時に申請することが条件です。そのため、還付は解体して手続きするときのしくみです。

リサイクル料金:売るときは、先に払ってあるリサイクル料金に当たる額を、買う人に請求できます(一部を除く)。

税や手続きの細かい条件は、軽トラ・軽バンの記事の「かかるお金・戻るお金」の節で、同じ軽自動車としてくわしく説明しています。

廃車買取で査定する前に

廃車買取の業者の中には、事故車や動かないタントを買い取った事例を、年式・距離・状態つきで公開しているところがあります。ただし、値段は車の状態や地域で大きく変わります。事例は「こういう車も相談できる」という参考にとどめ、実際の査定で確かめてください。

査定を頼むときは、車検証を手元に置き、動くかどうか、事故や故障の有無を正直に伝えましょう。

エンジン故障で手放すなら、先にリコール等を確かめる

エンジンが止まる、かからない、警告灯が付いた。そんな理由で手放すなら、売る前に、リコールやサービスキャンペーンの対象かを確かめてください。対象なら、メーカーの負担で直せる場合があります。

調べ方

ダイハツのサイトでは、車検証に書いてある車台番号を入れると、対象かどうかを調べられます。調べられるのは、リコールと改善対策が1999年4月以降の届出、サービスキャンペーンが2004年4月以降の通知です。

リコールのほかに、次の2つがあります。

  • 改善対策:国の安全の基準には反していないものの、安全や公害防止の面で放っておけない不具合です。原因が設計や製作にあり、国に届け出て無料で直します。
  • サービスキャンペーン:リコールにも改善対策にも当たらず、品質を良くするために行う改善です。国に通知して行い、持ち主への連絡や、販売店に来たときに点検・修理を案内します。

国土交通省の「自動車不具合情報ホットライン」でも、リコール情報を検索できます。

エンジン停止・始動に関わるリコール・サービスキャンペーンの例

タントには、エンジンが止まる、かかりにくいといった症状に関わる例があります。ここでは4つを挙げます。どれも、一部の製作期間の車だけが対象です。タント全体が対象ではありません。

  1. リコール(2013年9月11日届出):クランク角センサ エンジンの回転を測るセンサの中のコイルが、強い振動で切れることがあります。走行中にエンジンが止まったり、かからなくなったりするおそれがあります。対象は、L375S型(平成19年12月12日〜平成22年1月29日製作)と、L385S型(平成19年12月12日〜平成22年2月1日製作)の一部です。
  2. サービスキャンペーン(2010年5月10日):エンジン制御のプログラム 止まる前後にエンジンの回転が下がり、エンストするおそれがあります(再びかけることはできます)。対象は、DBA-L375S型のうち平成21年12月2日〜平成22年2月26日製作の一部です。
  3. リコール(届出番号5321、2023年5月26日届出):燃料ポンプ 燃料ポンプの中の樹脂の羽根が燃料でふくらみ、ポンプが動かなくなることがあります。走行中にエンストするおそれがあります。対象は、DBA-LA600S型・DBA-LA610S型のうち、令和元年5月9日〜6月21日製作の一部です。
  4. サービスキャンペーン(2024年7月18日):プッシュスタートスイッチ スイッチの接点がうまくつながらず、エンジンがかかりにくくなることがあります。対象は、LA650S型(令和元年6月24日〜令和3年3月10日製作の一部など)と、LA660S型(令和元年6月24日〜令和3年3月9日製作の一部)です。

ここに挙げたのは例です。対象でなくても、エンジンの故障は起こりえます。自分の車が対象かどうかは、車台番号で調べないと分かりません。

エンジン警告灯が点いた人向け(別の件)

エンジン警告灯が点いた人は、次のリコールも確かめてください。上の4つとは別の件で、エンジンが止まる不具合ではありません。

  • リコール(届出番号4938、2021年4月15日届出):吸気管圧力センサの判定 気圧の低い場所で減速したときに、センサの異常をまちがって判定することがあります。エンジン警告灯が点き、横滑り防止装置が働かなくなるおそれがあります。対象はターボ車だけで、5BA-LA650S型(令和2年12月3日〜令和3年2月19日製作)と5BA-LA660S型(令和2年12月7日〜令和3年2月17日製作)の一部です。

対象だった場合

たとえば届出番号4938のリコールのページでは、ダイハツは無料で点検・修理すると書いています。ただし、案内の中身は件ごとに違います。サービスキャンペーンには、症状が出たら点検を申し付けるよう求めている件もあります。それぞれのページで確かめてください。

対象だった場合は、売るのを決める前に、まず販売店で相談してください。

対象でなかった場合

修理するか手放すかで迷ったら、故障した車は修理か売却かの記事の表で比べられます。

型式で世代を見分ける

タントは、世代によって型式が違います。車検証の「型式」の欄を見て、L375S・LA600S・LA650Sなどのどれかを確かめてください。

型式が分かれば、上のリコールの例に当てはまるかの見当が付きます。最後は、車台番号で確かめましょう。

まだ走るタント(15万・20万km)

まだ自分で走れて、大きな事故の跡もないなら、廃車買取だけで決めないでください。一般の買取店でも査定を受けて、比べてから選びましょう。どちらが向くかは、30秒診断で確かめられます。

手続きの流れ

タントを解体して手放すときは、軽自動車検査協会で「解体返納」をします。解体返納とは、軽自動車の登録を完全に終わらせる手続きのことです。

タントの持ち主がまず用意したいのは、車検証の原本とナンバープレートです。これに、解体を頼んだ業者からもらう「移動報告番号」などが加わります。廃車買取の業者に頼むなら、何を渡せばよいかを業者に聞いてください。

必要なもの一覧や、一時的に使わないだけのときの別の手続きは、軽トラ・軽バンの記事の「手続きは軽自動車検査協会で」の節にまとめています。

税や保険のお金の戻り方は、下取り0円と言われた車の記事の「お金の出入り」の節にもまとめています。売るか廃車にするかの考え方は、同じ記事の最初で説明しています。

30秒診断で売り先を確かめる

年式・距離・走れるか・事故や故障の有無を答えるだけで、あなたのタントに合う売り先の種類が分かります。判定は、紹介料の額で変えていません。

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出典

出典の確認日: 2026-09-27